ジャンプの新連載が巻末爆走中(4)
妄想編集最終回。
今回は「斬」で週刊少年ジャンプに革命を起こした天才、杉田尚さんが前回を上回る革命を起こしている問題作。
「SWOT」
って、これ…。何の漫画なんだろうwww。
一応体裁としては巻き込まれ系の不良漫画。
その気が無いのに不良たちの抗争に巻き込まれ、喧嘩し続ける羽目になる主人公。
と、こう書くと太古の昔からある転校生系不良漫画の王道(新入生でも可)なのだが、この漫画のスゴいところはその骨組みしかないという点。
どういうことかというと「その気が無いのに抗争に巻き込まれ、バトルし続ける」だけで、必然性も背景も展開も物語も方向性も全然無い。
主人公には一応目標があるのだが、話(というか描写)は全くそれと無関係に展開する。
毎話それっぽい悪キャラが唐突に登場して、それっぽく深刻な状況や表情が唐突に描かれ、でも全然話はつながってないのにあたかも必然のようにバトルへと突入。
唐突に登場する設定、キャラ、敵対組織(複数)、リアクション、思惑、そしてバトル。
ただただ「その気が無いのに抗争に巻き込まれ、バトル」だけが切り出されて毎話続いていく。
はじめは主人公だけだったが、サブキャラも増えてきて他場面で展開するバトル。
一方で特殊能力といった描写や「めだかボックス」のような特殊背景は全く語られないからリアル世界のヤンキー漫画かと思えば、「リングにかけろ」ばりに登場する必殺技。
いっそのこと毎回バトルシーンが描かれているだけで、物語じゃないとさえ言っても過言じゃないかもしれない。
その証拠に全く展開が読めないwww。
もしかして「バクマン。」で語られた漫画の王道の一つである「バトル」のみを切りだして、連載として成立するのかという実験なのだろうか?
まあなんというか実に前衛的というか見方を変えれば現代少年マンガへの皮肉に満ちているというか、まったくもって捉え方が難しい作品?と言える。
ということで革命についてこられない通常読者が多いジャンプでは人気に限界が…。
果たしてどうなる!?
え、妄想編集で「〇〇なら良かった」って書かないのかって?
だって何の漫画か分からないんだもん。どうなったら良くなるかなんて分からねぇです。
#いっそのこと、いいか悪いかも分からんwww
ちなみにこの漫画、女性キャラの乳の位置でも時折物議をかもしている。
このあたり杉田尚さんが、キャラの耳の位置が天才的で有名な川三番地さんと同様の天才性を示していると言っていいと思うが、どうだろう。