先日、縁があってstreetscapeなるものを体験する機会を得ました。
仙台や山口など都市の地図をデフォルメした溝のある白い板(以下の写真参照)にペンを置くととその場の音が聞こえるという中居伊織さんによるサウンドアート(?)です。
ペンの位置を変えていくことにより、聞こえてくる町の音も変化していきます。
大きな道路の周りでは車の音がひっきりなしに聞こえ、路地に入れば小鳥や犬の鳴き声が聞こえます。
時折、通りすがって行く人々の話し声が聞こえたりもします。
「何ぼのもんじゃい」と思いながら体験したのですが、これが思いのほかハマりました。
地図上には一切の地名等の表示はなく、ただ溝があるだけ。
明かりを落とした部屋の中で、はじめは自分の周囲の音とヘッドフォンから聞こえる音の区別がつかなかったのですが、いつしか溝地図の世界に入り込み探検にのめり込んでいました。
以前アニメーション製作に関わる方が
「背景の資料としてはカラー写真は役に立たない。『感じ』を出すには白黒写真の方がむしろ役立つくらいだ」
とおっしゃっているのを聞きました。
臨場感と情報量は必ずしも直結しないという意味で、「街」から極力情報を廃すことで「感じ」を演出しているstreetscapeにも通じる言葉だと思います。
また、インターフェースとして溝地図とペンを利用したことにより、operationとgainの関係が密接な移入しやすい環境をユーザに提供しています。
実際に対象の場所に行ったとしても、streetscapeによって得られた以上の臨場感は味わえないと思いました。
ところでこのstreetscape、関連ページにリンクを張ろうとしたんですが、ろくな紹介ページがなくて困りました。
製作者の中居さん、ぜひ自分のHPをお持ちになって紹介ページを公開してください。
#ってここから声が届くわけはないか?
関連外部リンク:
・Digital Stadium !!
・気鋭のデジタルアート作品が集う「デジタルアートフェスティバル」開幕(2)(MYCOM PC WEB)
その後調べてみて、中居伊織さん関連ぽいページをいくつか発見しました。
#同名の違う人だったらごめんなさい
「中居伊織」関連外部リンク:
・旧HP?
・LINZ PICTURES / ARS ELECTRONICA 2003 / IORI NAKAI
・Roomania'sメンバー
あーうー。すみません。。。作ろう作ろうと思いつつはや1年経ってしまいました。
デジタルアートフェスティバルのページは、自分の顔写真が相当モテなさそうなので恥ずかしいです。
おおぅ!?
本人か?いやいや、待て私。そんなわけないだろう。
だいたいどうやって、この記事のことを知るというのだ。
と、マンハッタン店長風に回想してみましたが、「streetscape」で日本語Googleしてみたら、既に2位。
「streetscape 中居」で1位。
う〜ん、MovableTypeの威力はすごいですね。
というわけでHPですが、MovableType等のウェブログ系ツールでしたら、導入も管理も楽ですよ。ご覧の通りSEO対策もバッチリですし。
最近はツール込みのホスティングサービスもちらほら見かけますので、是非!
ところで写真を無断使用しておるのですが、よろしいでしょうか。
Posted by: iiroty : 2003年12月23日 22:17もちろん本人でありますよ。笑
こちらのページはstreetsccapeの熱心なファンの方から教えてもらいました。ついさっきまで「どうやったら作家本人だって証明できるかなぁ」って一緒に考えてもらってたところです。
MTは挑戦しようかなぁどうしようかなぁという感じ。SEOという側面でのメリットは涎が出るくらい羨ましいところですが、ポートフォリオ的な見せ方が難しくて躊躇しています。
写真の件は大丈夫です。というかむしろ使ってやってください。
めちゃうれしいですよ。ほんと。
本人に声が届いてビックリです。
書いてみるもんですね。
「熱心なファンの方」もどうぞご遠慮なくコメントを。
ところで、かつてはあったんですねHP。
よく調べもせずに発言してしまって、ちょっと反省。