ジュリアンの秘密(Doctor Bashir, I Presume)
[あらすじ]
EMH(緊急用医療用ホログラム)の父、ジマーマン博士がドクターベシアの元を訪れる。
次世代のホログラムドクターとして、今度は長期間運用モデルを検討中で、そのモデルにドクターベシアが選ばれたというのだ。
ジマーマン博士による根掘り葉掘りの質問にはウンザリしつつも、まんざらでもない様子。
しかし博士が両親への面接をほのめかすと、途端に態度を硬化させ暗にそれを拒否し始める。
願いもむなしく両親はDS9を訪れてしまい、愕然とするジュリアン。
どうやら彼の過去には、大きな秘密があるようなのだが…。
[感想]
STの世界では優性戦争(20世紀後半にあったことになっている遺伝子強化人間との戦争)の背景から遺伝子操作による強化は違法になっている。
違法な手段に手を染めてまで我が子を強化する親。
エゴもあり愛もあり。現実世界でも十分に起こりえる事件だろう。
しかし重大事件を題材にしている割には、オチが今ひとつ。
ジュリアンを焦点にするのではなく、彼の元に訪れた将来有望な医学生が実は…、という展開の方がレギュラーキャラクターよりも物語に幅が出た気がする。
弟のように可愛がっていた後輩の真実を知ってしまったジュリアン。
公表すべきか否かで悩んだ末、彼が選んだ道は…、みたいなのはどうだろうか。
[今週の名台詞]
クワーク:「女はトラブルの元ってのが宇宙の鉄則だ」
ああそう言えば、サイドストーリーとしてロムとリータのラブコメが展開してました。
本編の接点がなさすぎ…。
関連外部リンク:
・U.S.S. Kyushuのエピソードガイド