スター・トレックはおとぎ話か?
Super! drama TV さんが「スタートレック/ヴォイジャー」を毎日放送してくださるもんで、録画してても追いつくのが大変。
休みの日にまとめ見している。
今日は #87 「史上最大の殺戮ゲーム」(後)のレジスタンス(=クルー)達がル・コー・デ・リオンこもって撃ちあうのを観ていて、ふと
ああ、別に誰も死なないよな…
と安心とともに少しつまらなく感じている自分が居た。
一度(どころか何度も)観たエピソードだから、というよりは VOY のつくりから言って、この場面では誰も死なないなと思ったのだ。
生命保護機能の切れたホロデッキで、劣勢の中、ヒロージェンとドイツ軍と撃ち合っているのに。
さらに、
スター・トレックって、こういうところがおとぎ話だよな
とも感じた。
でも、すぐに思い直した。
最近「HEROES」に代表される新しめのストレスショーを観過ぎなんだな。
確かに VOY のシチュエーションを考えると、あの描かれ方はリアルさに欠けている。
リアルさという観点から言えば、間違いなく「GALACTICA」的に描くべきだろう。
いま観るとセブンの言い分が大概もっともに聞こえる。
でもスター・トレックって、きっとこれでいいんだ。
それこそおとぎ話のようなもので、大味でリアルさに欠けた描かれ方をしながら、その中心には普遍的なテーマが存在する。
それは死をリアルに描く以上に、伝えたいことがあるからだと思う。
それに、自宅でテレビ見てるのに、連続殺人犯やらテロリストやらの脅威に怯えてばかりいて、どうするよ。
命が危険なのはもう分かったから、その他のことも見せてくれ。