2006年08月06日

日本マクドナルドの連結営業利益増の秘密!?

[ 日記 ]

今朝は朝マックで朝食を済ませた。
注文は毎回同じで、私はソーセージマフィン、家内はエッグマックマフィン。

で食べ終わってみて、どちらも包み紙が同じことにふと気づいた。
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はは〜ん、店員さんあわてて間違えたな。
というわけではない。
この包み紙、一枚でソーセージマフィン・エッグマックマフィン・ソーセージエッグマフィンの三役を務められるすぐれものなのだ。

例えばソーセージマフィンを包む場合…。

1.紙を裏返して青のところにマフィンを置く
(食べ終わった後なので、新聞紙で代用してます)
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2.下から半分に折る
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3.上のあまった部分を折り返して左右を折る
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4.ソーセージマフィン包装の出来上がり
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これなら3種のうちの売り上げにかかわらず包み紙が不足することはない。
いやぁエコだねアイディアだねと思うのだが、意地悪な私はふと揚げ足を取りたくなる。

「紙を裏返しちゃったら文字が反転しちゃうから、3種のどれをどこに置くのか分かりにくいじゃん」
「まさか色を覚えておけってワケ?」

しかし心配御無用。天下のマックはちゃんとそこまでやってます。
包み紙を表から見ると、角周辺にそれぞれの色の長方形がある。
アップにしてみると…。
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何じゃコリャ?
と裏返してみると…。
060806_1000~0002.jpg

おおっ!これなら包むときに確認可能というワケ。
これは現場での利便性を考えているわけだが、もう少し踏み込んで考えると現場でのリスクを軽減しているということになる。

実際には店員さんは色を覚えてしまっているだろうし、ソーセージエッグマフィンなんか黄色地に黄色の四角だからほとんど読み取れなかったりするが、これはスゴイなと素直に感心した。
「1枚3役の包み紙」ぐらいまでなら思いつけたりするかなと思うが、現場でのリスクも最小限にするという試みをちゃんとやれている辺り、見習うところがあるなと感じた次第だ。
こういった一つ一つが利益増を支えているのかも…。

先日、日本マクドナルドホールディングス株式会社が2006年12月期(2006年1月1日†2006年12月31日)の連結による中間期業績(2006年1月1日†2006年6月30日)を発表したのですが、どうやら今までのあらゆる対策が功を奏したようです。

既存店客数が前年比3.0%増、既存店売上についても4.4%増。あの巨体でこれだけの増加率を、あれだけの失態の後から生み出すというのはなかなかできるものではないので、「マクドナルドはよくやった」と言っていいのではないかと。


投稿者 iiroty : 2006年08月06日 12:22 | トラックバック
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