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2006年07月17日

父死す(Ties of Blood and Water)

[あらすじ]
カーデシアの反政府運動を長く指揮してきた重要人物、テケニー・ゲモールがDS9を訪れた。
過去のいきさつから彼と親子のような関係にあるキラ少佐は、公私の両面でうれしいこの訪問に興奮気味。
到着したゲモールに対して早速反政府運動に関する話をしようとするキラ。
しかし彼を指導者にすえようというキラの主張をゲモールはしりぞける。

彼は余命いくばくも無いため、伝統にしたがって娘であるキラに彼の知る全情報を伝えにきたというのだ。
カーデシアと戦って行く上で非常に重要な情報を入手する機会を得たキラだが、同時に父のようなゲモールを看取らなければならないという現実に、実父を失った占領時代の記憶を重ねて行く。

[感想]
恐るべき過去(Second Skin)」の続編。
占領時代の記憶のフラッシュバックが効果的に使われているため、キラの心理描写が分かりやすい。
非常にまじめで重い話だが、最後まで目が離せない作品になっている。

実父を看取れなかったという記憶が最終的にゲモールを赦すことにつながり、ゲモールを看取ることがキラ自身を赦すことにつながる。
ベイジョー風に言うならば、預言者の導きを感じるエピソードだ。

[今週の名台詞]
ウォーフ:「キラ少佐がカーデシア人と友達?信じられんな…」
ダックス:「5年前のキラを見せたかったわ。友達なんて一人もいらないって風だったわよ」

連邦を受け入れ、カーデシア人を父のように慕い、カーデシアハーフの後見人になった。
この5年でネリスは、ずいぶん変わったということだろう。

関連外部リンク:
U.S.S. Kyushuのエピソードガイド


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2006年07月17日 10:08に投稿されたエントリーのページです。

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