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2006年07月18日

愛の値段(Ferengi Love Songs)

[あらすじ]
駆除しきったはずのハタネズミの襲来により店を一時閉めることになったクワーク。
FCA(Ferengi Commerce Authority)にライセンスを取り上げられて以来、不運の連続に嫌気が差した彼は、母イシュカの住むフェレンギ本星へと帰る。

その間、ロムはリータとの結婚準備中。
ロムはリータの主張に譲って、イヤリングをし預言者の教えも猛勉強。
しかし財産に対する権利放棄証書には絶対サインしないとリータに言われ、それでは結婚できないと騒ぎ出すロム。
フェレンギ男性として譲れない点があるのだとか…。

一方、慰めてもらうために帰ってきたクワークに対し、なぜかそっけないイシュカ。
どうも彼を自分の部屋へ行かせたくないようだ。
そんな母の様子に気づかないほど疲れきったクワークは、部屋へ入ってみて様子が違うことに驚く。
あわててクローゼットを開けてみると、そこにはなんとグランドネーガス=ゼク(と当然ボディガードのメイハードゥ)が、恥ずかしそうに隠れていた。

[感想]
周期的に訪れるフェレンギエピソード。
#TNGにおけるクリンゴンエピソードみたいなものかな

今回もクワーク一家のドタバタが繰り広げられる。
実は他の種族であればクーデター級の事態で、TNGの「クリンゴン帝国の危機(Redemption)」に匹敵するほどの陰謀劇なのだが、とてもコミカルに仕上がっている。
フェレンギ以外のレギュラーキャラがほとんど出てこないのだが、まったく問題なく物語が成り立っている。
このあたりにスタートレックの、特にDS9の懐の深さを感じる。

[今週の名台詞]
ロム:「僕たち結婚するんだ!」
クワーク:「あぁ…、死んだ方がマシだ…」

たくさん出てくる「金儲けの秘訣」も含め、全編を通して気の利いたセリフが非常に多かった。
終盤でロムがリータにプロポーズしなおす時のセリフもなかなかだ。

関連外部リンク:
U.S.S. Kyushuのエピソードガイド


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2006年07月18日 22:05に投稿されたエントリーのページです。

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