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「スター・トレック的技術」 アーカイブ


2010年06月04日

ハイポスプレー実用化!?

スター・トレックシリーズでおなじみのハイポスプレー(Hypospray)がついに実用化か、というお話。

If you've ever watched an episode of Star Trek and felt pangs of jealousy when someone was painlessly injected with a neuro-stimulant or a radiogenic vaccine, then you're in luck, as a high-tech replacement for the syringe is now available in Europe.

レーザーによって極小の穴をあけ、そこに薬液を注入するらしい。
操作用のタッチスクリーンがついているようだが、薬量を調節できたりするのだろうか…。

ST では22世紀中盤に発明された設定になっているようだが、何気にすでに TNG 以降のやつにサイズが近い感じ?
この調子だと現実世界ではもっと早く完成しちゃうかもしれない。

ひょっとして、元記事にあるように次は皮膚再生装置あたりが来ちゃったりするのかな。
って、そういや「ワープ10」なんてのがあったな。
あれはその後どうなったんだろう?

2008年09月13日

人間を善人にする薬物!?

VOY の「宿命の殺人星人(Repentance)」には先天的な脳の異常で暴力的衝動を抑えられない異性人が登場するが、こちら↓は地球人の道徳心に影響を与える薬の話。

「ゆえに、『薬理学は人間の道徳性を強化するのに役立つか?』という問いかけには、『はい』と答えるべきだ。時には、このような目的を達成する手段として薬理学を利用できるというのが、質問への答えだ」

元記事は、実際にそういう薬があるということではなくて、薬のそういった側面について研究を深めるべきという主張がありますよ程度の話。
自分で自分をコントロールできないという症状は確実に存在するわけで、その問題への様々なアプローチもまた数多存在するということだろう。

24世紀になる頃には大人になる前の投薬治療などで、こういった「反社会的」な障害が「完治」してたりするのだろうか…。

元ネタ:

2008年08月24日

「ワープ航法」は実現可能!?

スター・トレックのワープ航法は実現可能だと言っている物理の先生(準教授)が居るらしい。

つまり、このダークエネルギーを使って「バブル」を形成することによって宇宙の断片を収縮させ、移動させるというわけ。感覚的には「波に乗るサーファー」のようなものだそうです。宇宙船はこの「空間の泡(バブル)」によって押され、なおかつこのバブルは光速より速く移動するとのこと。

ST 世界における亜空間殻が、この「バブル」に相当するような感じだろうか?
ST 世界のワープ理論設定もナカナカに的を射ていたらしい。
嘘から出たまことってやつだろうか?いやはやすごいな…。

ST のワープ理論については↓が詳しい。

ネタ元:

ちなみに元記事の元記事ではキッパリと「Star Trek warp drive is a possibility」とスター・トレックのワープドライブの話であることが明言されているが、GIGAZINE はその辺を割愛したらしい。
仕方ない。日本ではマイナーだもんね(涙)。

ただ…

これはいわゆる「ワープ航法」と呼ばれるもので、恒星間航行の方法である「超光速航法」とは違い、実現可能であるというのがポイント。

とか書いているあたり、そもそもよく分かってないのかもしれない。
ST のワープ航法を瞬間移動系のワープ航法と勘違いしている感じだ。
#ってか元記事の「超光速航法」のリンク先に ST のワープが載ってるじゃん!

2007年02月22日

バクテリアにデータを保存!?

新スタートレック(TNG)のエピソード「疑惑」の中で、スパイが情報をタンパク質に変換して注射するというくだりがあるのだが…。

慶応大学先端生命科学研究所は20日、バクテリア(細菌)にデータを保存する技術を開発したと発表した。生命の設計図であるゲノム(全遺伝情報)に手を加え、残しておきたい情報を埋め込む。

まんまな時代が来るかもしれない。
まあ実際に注射して云々となると、色々と大変そうだ。
体内に複製がたくさんできていつまでも残っていると、文字通り「生き証人」になってしまう。
消す方法も考えないと…。

ネタ元:

参照エピソード:

2006年05月06日

遮蔽装置の原理!?

一見かなり無理そげな遮蔽装置も、原理が解明可能かも。

BBC記事より。シドニー大学のNicolae Nicoroviciとユタ大学のGraeme Miltonは共同で論文を発表し、スーパーレンズの近傍に小さな物体を置くことで、スタートレックに登場するような遮蔽装置のように不可視を実現できるとした。

とは言え、これは「目に見えなくなる」という話のような感じなのかな?
それともSTXの遮蔽装置のように、ありとあらゆる素粒子から遮蔽できるのだろうか。
ワープスピードで戦闘しちゃうような24世紀の船には、「見えなくなる」だけでは不十分のようだが…。

元記事中に「Cloaking devices are a form of stealth technology much favoured by Star Trek baddies such as the Romulans and Klingons.」など詳しい種族名まで登場していて、ちょっと感動。
#「baddies」という紹介はTOS的だが…

「ミノフスキー粒子」に似た粒子が発見されても、日本ではここまで詳しく紹介されないだろうな。

2006年04月09日

スーパーカミオカンデ復活

01年に約1万1000本ある光センサー(光電子増倍管)のほぼ半数が一気に破損した東京大宇宙線研究所・神岡宇宙素粒子研究施設(岐阜県飛騨市)の観測装置「スーパーカミオカンデ」の復旧作業がほぼ終了し、7日に報道陣に公開された。

写真

STの世界だとバイザーとトリコーダの組み合わせとかでも簡単に(?)検知できてしまうニュートリノ。
現実世界では大変な手間をかけ、大変な規模で観測している。
関係者の方、お疲れ様です。

スーパーカミオカンデの関連ページ
スーパーカミオカンデ - Wikipedia
スーパーカミオカンデのHP

参照エピソード
宿敵!ロミュラン帝国 55話

2006年03月20日

めざせホロデッキ!(3)

なにやら連載になりつつある、このエントリ。
今回はゲーム関連の話題。

秀作ゲーム(らしい)の「God of War」の作者がインタビューでこんなことを言っていた。

WN:『God of War』には壮大で映画的な場面(スクリーンショット)が織り込まれていて、思わず「何とまあ!」と感嘆の声をあげてしまいそうになります。制作者側がカメラをコントロールしているからこそ、ここぞというときに見せられるわけで、プレイヤーに任せてしまえばそうはいきませんね。

DJ:その発言には複雑な思いもある。ゲームをプレイしているときに、カメラワークに感嘆して「何とまあ!」と言ったとすれば、あなたはゲームの双方向的な世界に完全に没入しているとは言えないからだ。われわれの仕事を評価してくれているわけで、それは嬉しいことだが、ファンタジーの世界に浸りきっていないことにもなる。私にできる精一杯の表現で言えば、『ホロデッキ』[『スタートレック』に登場する究極のバーチャル・リアリティ環境]にいるような感覚、と言えばいいだろうか。(それが)私の最終的な目標だ。実際にその世界に浸りきって、ホロデッキにいるような感覚になるものを創り出したい。

「[『スタートレック』に登場する究極のバーチャル・リアリティ環境」なんて注釈を打ってる場合ではない。
もはや「ホロデッキ」はvirtual realityをやる上での共通語。
もはや「STAR TREK」はエンジニアの必修課程だ!

2006年02月09日

めざせホロデッキ!(2)

ついに三次元映像の実現である。
すーげー。

独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という) 光技術研究部門【部門長 渡辺 正信】は、 慶應義塾大学【塾長 安西 祐一郎】(以下「慶應大」という)理工学部システムデザイン工学科 内山 太郎研究室、株式会社バートン【代表取締役 木村 秀尉】(以下「(株)バートン」という)と共同で、空気以外なにも存在しない空間にドットアレイからなる“リアルな3次元(3D)映像”を表示する装置の試作に成功した。

図1画像

ただ「集光レーザー光で焦点近傍の空気をプラズマ化し発光させる」というあたりに、「環境に悪影響とかないのかしら?」とか少し心配になってしまった。

2005年02月05日

めざせホロデッキ!

バーチャル・リアリティー(VR)を心的外傷後ストレス障害(PTSD)の治療に役立てようという試みがあるとか。
VRとPTSDの組み合わせが意外だなと感じつつ、「ああ、ホロデッキみたいなもんか」と思っていたら、
本当にそれを目指しているそうです。

「目指しているのはホロデッキ[『スタートレック』に登場する究極のVR環境]だ。ホロデッキや『スタートレック』の登場人物が行なっていることこそが、われわれの目標だ」とリッツォ教授は述べる。

PTSDはこれからの研究課題で、「飛行機」「高いところ」などの苦手なもの克服に効果を挙げているようです。

2004年02月13日

そしてアイソリニアチップへ

新スタートレックでおなじみのアイソリニアチップ
根拠のない夢の産物かと思っていたら、そうでもないかもしれません。

NTTは、切手サイズで容量1GBが実現可能という光メモリ「インフォ・マイカ」(Info-MICA: Information-Multilayered Imprinted CArd)と、そのリーダー装置のプロトタイプの開発に成功した。"ホログラムメモリ"と呼ばれるもので、積層されたプラスチック樹脂により、安価で大容量な記録メディアを実現している。

未来へ向かって世の中はどんどん進化してるなぁ。
#のんびりしすぎ?

2003年12月15日

JORDY™(Joint Optical Reflective Display)

The JORDY™・(Joint Optical Reflective Display) device, designed and manufactured by a privately-held medical device company known as Enhanced Vision, enables people with low vision to read, write, and watch television. Low vision, which includes macular degeneration, diabetic retinopathy, and glaucoma, describes eyesight that is 20/70 or worse, and cannot be fully corrected with conventional glasses.

装着者の視覚を助ける「JORDY™(Joint Optical Reflective Display)」という装置に関する記事です。
元記事でも言及されているように、新スタートレック(ST:TNG)のキャラクターである盲目のエンジニアGeordi La Forgeが名前の元になっています。

ワープ10」や「JORDY™」のような記事を見るたびに、アメリカでのスタートレックの地位の高さを感じます。

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